2年前にタイムスリップして「2022年の女子はお化粧や肌じゃなくてマスクを褒め合う」と伝えても、過去の私はきっと信じないだろうな。
先日、他の部署へ顔を出したら、ある人が「ジャスミンさん、あけましておめでとうございますー」と話しかけてくれた。
若い彼女はとてもほめ上手。
相手の良いところを見つけて話題にするのがうまいです。
この日も「そのマスク、微妙な色合いで素敵ですね」とさっそく褒めてくれました。
ほめ上手ちゃん:そんな色のマスク、どこで見つけたんですか?ジャスミンさんは人と違うもの見つけるの上手ですね!
私:あなたのそのマスクも華やかでいいね。
ほ:いえいえ、ちょっと派手すぎました〜。恥ずかしい〜。それに比べてジャスミンさんはお買い物上手〜!
・・・以下続く。
マスクで女子トークする日が来ようとは・・。
(50代の私が女子でないのは重々承知しておりますが、お相手が20代後半なので「女子トーク」と称すること、ご容赦ください)
パンデミック以前は服や化粧やお肌でやってたこのトークを、今や感染予防アイテムでやってる。
2年前まで、相手がマスクをしてたら「風邪?大丈夫?」とか「花粉症?」と反応してたのに、今や「そのマスク可愛い〜」ですもの。
要するに、女子トークの対象は何だっていいんです。
今回のように、世代や仕事が違う相手との壁を乗り越えてコミュニケーションする手段なんですから。
しかも本人たちは、まったくナチュラルに「お化粧や服=>マスク」と対象を移行させてる。
なんたる適応力。
「女子トーク、強い」そう思ったのは、これが初めてではありません。
いまから20年前、初めてグローバル会議に出席した時にも、女子トークに助けられたことがある。
ミーティング会場で所在なくコーヒーを飲んでいた私に話しかけてくれたアメリカ女子。
(当時は私もまだかろうじて女子)
アメリカ女子:素敵な指輪ね
私:・・サンキュー・・(会議慣れしておらずモジモジ)
ア:特別な彼からの贈り物じゃないの?
私:ノーノーノーノー、自分で買ったチープなやつよ
ア:え!そうなの?お買い物上手ね!
・・・という会話をきっかけに、どうにか初の海外会議に溶け込むことができた。
気が大きくなって「ガールズトークができれば世界のどこでも生きていけるのでは?」とすら思いましたもん。
それは大げさかもだけど、コミュニケーションが減ったコロナ禍でも、初めての国際会議でも、女子トークが助けてくれたのは間違いない。
ガールズトークは適応能力の一つだな、と思った日でした。
追伸:
ほめ上手ちゃんが褒めてくれたマスクは、普通に楽天で買ったやつだけど、確かに中間色は多いです。
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